こんばんは、マサムネです。
今回の日記は文章だけでなく
写真も非常に多いです。
その為、場合によっては
少し重いかもしれません。
どうかご了承ください。
ではでは参ります。
『スマブラDX』から21周年
『スマブラDX』から21周年
実は桜井Dが
スマブラ2に向けたアンケートを
実施した事があるのを
ご存知ですか?
さて、先日11月21日は
ゲームファンからすると
通称「任天堂の日」ですね。
(あくまでも非公式扱い。
任天堂側は「1・1・2・1」で
「い・い・ふ・い」と読めるため
ポケモンの「イーブイの日」
としています )
11月21日もしくはその前後の日には
任天堂が年末商戦に向けた
ゲームタイトルやゲームハードを出す事が多く、
今年は
『ポケモン スカーレット・バイオレット』
が該当します。
本当はこの11月21日に
この日記をアップしたかったのですが、
機器トラブルとうつ病の悪化が
重なってしまい、
それどころでなくなったもので…(汗)。
他に例として、スマホアプリゲームの
『どうぶつの森 ポケットキャンプ』
は2022年で5周年。
3DSの
『ポケモン不思議のダンジョン
マグナゲートと∞迷宮』
は2012年11月23日だったからほぼ10周年。
DSの付属機器である
『ワンセグ受信アンテナ』
は2007年11月20日だったのでほぼ15周年。
そしてゲームボーイアドバンスで出た
原作版『ポケモン ルビー・サファイア』
は11月21日で20周年となります。
そして今回の日記に関わってくるのが
21年前の2001年11月21日に出た
大乱闘スマッシュブラザーズ
(以下、スマブラ)の
シリーズ第2作目である
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』
(通称、スマブラDX)
実はスマブラは第1作目において
桜井政博ディレクター(桜井D)が
立ち上げた公式webサイト
『スマブラ拳!!』の
アンケートコーナーにて、
『スマブラ2があるとしたら出てほしいキャラ』
URL
という企画が実施され、
2票以上を獲得したキャラクター
も同ホームページにて公表、
計927票分が公開されました。
この企画のホームページにて
実は、クッパ、デデデ大王、ミュウツーなどは
初代スマブラの開発中は登場予定だったのだが、
諸事情でカットになった
と明かされているほか、
『スマブラ2』は現時点(1999年6月1日)では
企画されておりません。
念のため…
と桜井Dは告げているものの、
実はスマブラ2(後の『スマブラDX』)の
企画案が立ち上がっており、
『スマブラDX』にて
このアンケートが参考になった事を
『スマブラDX』発売当時の雑誌インタビューなどで
明かしています。
そしてスマブラは
その後もシリーズが続いているわけですが、
今回の日記は21周年の『スマブラDX』に因んで
「この参戦希望アンケートが
後のスマブラシリーズに
どう影響を与えたのか、
考察してみる」
というものです。
日記冒頭から繰り返しとなりますが、
投票結果をかなり線密に紹介、
およびその得票キャラの紹介も含んでるので、
文章が極めて長いうえ、
紹介写真もかなり多いです。
あらかじめご了承ください。
アンケートを閲覧する前に
踏まえてほしい事
さて、このアンケート結果の考察の前に、
踏まえてほしい当時のご時世に
ついてがあります。
今からすると常識が通じないような個所も
ありますので、
時代変化を踏まえ、
そしてそれを楽しみながら読んでみてください。
●このアンケートがあったのは23年以上前
まず最初に、
このアンケートがあった時代を
配慮して読んでください。
このアンケートが実施されたのは、
初代スマブラが発売された
1999年1月から同年5月末までです。
つまり、この日記をアップする
23年以上も前に実施されたものなのです。
投票総数「927票」と
えらく少なく感じるかもしれませんが、
(参考に『スマブラfor』で実施されて
ベヨネッタとソラの参戦のきっかけとなった
参戦希望キャラ投票「スマブラ投稿拳」は、
約180万票もの投票があったとしています)
このアンケートは日本のみで
実施されたのもそうですが
1999年はインターネットが
ようやく知られるようになりじめ、
ネットの存在自体を知らない人も
多くいたというネット黎明期であり、
自分が見た出典によると
1999年末の日本のネット普及率は
わずか13%だったとされています。
現在からすると信じられないくらい
ネットが普及してなかったのです。
その為、投票総数の少なさは
その当時のご時世を配慮をしてください。
『スマブラfor』のベヨネッタや『SP』のソラとは 投票時におけるネット普及率がまるで異なりました |
●まだ世に出てないゲームも多かった
そして23年前の1999年となると、
ゲーム事情も現在とは相当に異なります。
具体例としては以下のようなものがあり、
それらの事情を踏まえて
アンケート結果を見てください。
・『どうぶつの森』や『ピクミン』、
『メイドインワリオ』などは
まだシリーズ第1作目が未発売。
具体的には、『どうぶつの森』は2001年4月、
『ピクミン』は2001発売の
ゲームキューブ用タイトルで同年10月、
『メイドインワリオ』は2003年3月に
ゲームボーイアドバンスで第1作目が発売。
・『ファイアーエムブレム』は
まだ海外で未発売の状況。
1996年5月の『聖戦の系譜』が最新作。
1999年には9月にそのスピンオフ
『トラキア776』発売が待っていた状態。
・レア社(『スーパードンキーコング』などを
制作したイギリスの企業)は
当時はまだ任天堂傘下で、
『バンジョーとカズーイの大冒険』などは
任天堂タイトルだった。
現在レア社はマイクロソフト(Xbox系統)の
傘下になっている。
・マリオは『スーパーマリオ64』が
最新アクションゲームの状態。
『マリオパーティ』は1998年12月に
発売された新作で、シリーズ化してなかった。
『マリオテニス64』(2000年7月)はまだなので
ワルイージは未登場、
同作で復帰のデイジーたちも超マイナー状態。
『ペーパーマリオ』もまだ未登場
(第1作目の『マリオストーリー』は
2000年8月に発売)。
ゲームキューブと同時発売だった
第1作目『ルイージマンション』も
まだ未発売のため、
当時のルイージは完全な二番手キャラ。
・ゼルダの伝説はこの前年11月に出た
『時のオカリナ』が最新。
豚ガノンではないガノンドロフは
登場して間もない新しいキャラだった。
青年リンク(大人リンク)も
登場して間もない状態。
・メトロイドは
1994年の『スーパーメトロイド』から
続編が途絶えており、
『メトロイドフュージョン』以降からの
サムスとリドリーの因縁設定もまだない。
・星のカービィは
『星のカービィ3』が最新作の状態。
アニメ版カービィ(2001年9月から2年間)
放送の前であり、メタナイトの認知度は
まださほど高くない。
・スターフォックス、F-ZERO、MOTHERは
2作品しか発売していない。
MOTHERは『MOTHER3』を
ニンテンドウ64用に作っている状態
(後に開発中止になり、
ゲームボーイアドバンス用に再開発)。
・ポケモン本編は
第1作目『赤・緑』および『青』『ピカチュウ』
のみが発売の状態で、
後に2作目『金・銀』が
このアンケート同年の11月に発売。
アニメの方は
映画『ミュウツーの逆襲』が1998年に上映、
『ルギア爆誕』がアンケート同年の
7月に控えていた状態。
このような状況であり、
2022年とはまるでゲーム事情が異なります。
特に『どうぶつの森』がまだ無いのは驚く
若いゲーマーもいるのではないでしょうか。
初代スマブラで実施アンケート
『スマブラ2があるとしたら
出てほしいキャラ』
はこんな結果でした
ではでは、
その『スマブラ2』希望アンケートの結果
見ていこうかと思います。
ここから先、途轍もなく長くなるので
どうかご了承ください。
1位
得票数:169
・クッパ
原作:マリオシリーズ
出演の現状:ファイター参戦(DX)
1位はマリオシリーズの悪役である
大魔王クッパ様。
このアンケートにて唯一の100票超えにて、
2位と100票以上の差をつけての
圧倒的な1位でした。
上述のようにクッパは初代スマブラ開発段階で
プレイアブルキャラ候補であった訳ですか、
ユーザーからも主役級キャラだけでなく、
「悪役(ヴィラン)・ライバル」のキャラも
欲しいと望まれていた事が伺え、
その中で任天堂の顔たる
マリオシリーズの悪役クッパが輝いた形です。
そしてクッパはスマブラ2こと
『スマブラDX』からプレイアブル参戦を
早速果たしました。
(『スマブラfor』までは怪獣みたいだったけど)
これはやはりこのアンケートの影響が
大きかった事が『スマブラDX』発売当時における
ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』にて
述べられましたね。
2位
得票数:66
・ピーチ姫
原作:マリオシリーズ
出演の現状:ファイター参戦(DX)
2位はクッパと共にマリオシリーズでお馴染みの
ピーチ姫。
クッパには大きく水を空けられながらも、
僅差だった3位ワリオと共に
他を引き離した票数です。
やはりマリオシリーズは強かったと言いますか。
悪役・ライバル枠だったクッパに対し、
ピーチ姫は「ヒロイン・女性キャラ」の
枠としてのニーズだったのでしょう。
初代スマブラで女性キャラは、
パワードスーツのため一見性別不明なサムス、
そして人間ではなくポケモンである
プリンだけでしたので。
ピーチ姫もクッパと同様に
『スマブラDX』にて参戦を果たしました。
やはりこちらも
アンケート結果を反映したものだったようです。
3位
得票数:65
・ワリオ
原作:マリオシリーズ(ワリオシリーズ)
出演の現状:ファイター参戦(X)
3位はワリオ様。
2位のピーチ姫と接戦でしたが、
僅か1票差で3位に。
ワリオが当時すでに
『ワリオランド』シリーズなどで
マリオとはまた別に
人気と個性を獲得していたことが分かりますね。
そんなワリオですが、
『スマブラDX』では
「フィギュア名鑑」出演のみで参戦はならず。
のちに『スマブラDX』版の「スマブラ拳」での
「アンケート収集拳!!」によると、
当然ワリオも参戦候補にはなっていたものの、
開発期間の問題で
マリオシリーズ系統のキャラを
優先して除外した結果、
ワリオの参戦が見送られたそうです。
出典
ちなみに同作で参戦で同じマリオキャラ枠の
ドクターマリオは
「モデル替えキャラなので簡単に作れる」
「ドクターマリオの音楽を入れたい」
という理由から参戦になった事情があります。
そしてワリオは3作目『スマブラX』にて
「『メイドインワリオ』から参戦」
という形で登場を果たすこととなりました。
紆余曲折の参戦となったものの、
結果としては参戦作品のバリエーションが広がり
良かったかもしれませんね。
4位
得票数:46
・デデデ大王
原作:星のカービィシリーズ
出演の現状:ファイター参戦(X)
4位はカービィシリーズの
悪役・ライバルキャラである
デデデ大王(デデデ)。
こちらもクッパ同様、
悪役枠としてのニーズだったのでしょう。
一応初代スマブラでも
背景キャラとしては出ており、
そして上述のように
開発段階ではプレイアブルキャラ候補だった
デデデ大王。
『スマブラDX』では参戦はならなかったものの、
3作目『スマブラX』にて参戦を果たしました。
ただ『スマブラX』は一番最初に公開された
新参戦ファイターが
同じくカービィシリーズからのメタナイトであり、
その発表から1年以上も
デデデ参戦は隠されていたので、
「メタナイトにカービィ枠を取られたのか?」
「まさかデデデ大王は参戦しないの?」
とやきもきさせる形となりました。
5位
得票数:36
・ガノン / ガノンドロフ
原作:ゼルダの伝説シリーズ
出演の現状:ファイター参戦(DX)
5位はゼルダの伝説シリーズの
悪役ガノンドロフおよびガノン。
当時はガノンがガノンドロフの姿を初めて見せた
『時のオカリナ』から
発売1年も経っていない状況で、
「ガノン」としての投票が多かったようです。
クッパとデデデ大王と同様、
悪役枠としての投票でしょうな。
ガノンドロフは『スマブラDX』にて
早速参戦を果たしましたが、
それはキャプテンファルコンのモデル替えキャラ
(現在でいうダッシュファイター)
としての参戦でした。
実は開発段階では開発期間もあって
ガノンドロフの参戦予定はなく、
そんな中でガノンドロフ(時のオカリナ仕様)と
ファルコンの体形が似ている事に気づいた事、
当時ゲームキューブ用に作っていたゼルダでの
ガノンドロフのモデリングを借りれた事、
そして人気や参戦要望が高いことを踏み、
モデル替えとして参戦となったのだそうです。
ですが、この「モデル替えキャラとして参戦」は
後々の続編まで
「動作がガノンドロフっぽくない」問題して
尾を引く事となり、
特に「ガノンドロフなのに戦いで剣を使わない」
というのは4作目『スマブラfor』での
カスタマイズ必殺ワザまで続き、
本格的な実現・解決は5作目『スマブラSP』での
大剣を使ったスマッシュ攻撃まで
17年も待つことになりました。
何故ここまで剣攻撃の導入が遅れたかでしたが、
明言はされてないもののおそらくは
・「続編でガノンのモーションを一新すると、
旧作でのガノンの操作感を受け継ぐキャラを
用意しなくてはならない」
・「ガノンを大剣使いにすると、
続編で参戦さた大剣使いの
アイクやクラウドと動作が重複し、
差別化が難しい」
などがあったからではないかと
自分は推測しています。
6位(同着2キャラ)
得票数:35
・ミュウツー
原作:ポケモンシリーズ
出演の現状:ファイター参戦(DX)
・007ジェームス・ボンド
原作:レア社作品(ゴールデンアイ 007)
出演の現状:登場なし
6位となったのがポケモンのミュウツー。
禁止級伝説ポケモンの先駆けであり、
悪タイプも無かった『ポケモン赤・緑』では
他のポケモンと一線を画す圧倒的な強さであり、
「最強のポケモン」の名を
ほしいままにしていました。
そのユーザーからの
インパクトと人気は勿論でしょうが、
アンケート前年に上映された
映画『ミュウツーの逆襲』にて
強大で圧倒的な
「敵役(悪ではない)」として出演、
哲学的テーマと共に
多大なインパクトを与えており、
それがポケモンでの
「悪役・ライバル」の枠として
希望されたのは想像に難しくありません。
また、上述のようにミュウツーは
クッパとデデデ大王と共に
初代スマブラの没キャラである事が
明かされています。
開発者側もミュウツーに感じたことは
同じだったのかもしれません。
そのミュウツーはスマブラ2こと
『スマブラDX』にて
隠しキャラとして早速参戦を果たしました。
…が、『スマブラX』では
同じポケモン枠にて新作キャラにて
操作感も似せたルカリオに代替わりする形で
ファイター降板となりました。
これは「『スマブラX』最大の汚点」とする
ユーザーも出るほど大非難となり、
『スマブラfor』でも発売直後は
参戦となりませんでしたが、
「他のファイターたちとは
一線を画す参戦要望がある」
としてDLCの追加ファイター第1号として
復活することとなりました。
ちなみに、
それによって初代スマブラからの没キャラ組の
クッパとデデデの両方との
共演が遂に実現したのですが、
それまで掛かった期間は初代スマブラから16年!
時間掛かりましたな。
そして6位同着の片割れは
ニンテンドウ64用ゲーム
『007ゴールデンアイ』の主人公の
ジェームズ・ボンド。
『ゴールデンアイ』は
レア社がイギリス映画『007』を題材に作った
FPSゲーム(一人称視点シューティング)で、
FPS受けの悪い日本でも異例のヒットかつ高評価、
世界的にも大ヒットした1997年8月の作品です。
ただ、いくら人気でも原作となったのは
映画の『007』ですから、
権利的に困難すぎるのは明白ですがね(汗)。
(ディズニーが権利を持つ
『キングダムハーツ』参戦が実現したので、
不可能ではないかもしれませんが)
ただ、そのニーズを開発者側も
把握はしていたようでして、
『ゴールデンアイ』はニンテンドウ64にて
2000年10月にオリジナルキャラによる続篇
『パーフェクトダーク』が発売されたのですが、
『スマブラDX』では
アイテム「センサー爆弾」が
『パーフェクトダーク』出典の扱いで、
更に同作からの透明化アイテム
「スパイクローク」も出ていました。
(レア社の版権がマイクロソフトに移った為
センサー爆弾は『スマブラX』以降は
スマブラ独自の形、
スパイクロークは廃止)
7位
得票数:27
・キノピオ
原作:マリオシリーズ
出演の現状:ファイターの演出(DX)、収集要素(DX)
7位はマリオシリーズのキノピオ。
『スーパーマリオUSA』や
『マリオカート』シリーズなどで
プレイヤー扱いだったこともあってか、
高順位に入りました。
一応キノピオは
早くも『スマブラDX』から出演を果たしましたが、
それはピーチの必殺ワザ
「ピーチガード」での盾という役回り。
ファイターの演出の一部としてでした。
この役回りの為か、
キノピオはその後も
ファイター出演としての目途が立っていません。
まぁ「『DX』以降は毎作出演できている」
と言えば、聞こえはいいですが…
8位
得票数:24
・ミュウ
原作:ポケモンシリーズ
出演の現状:モンスターボール(初代から)
8位はポケモンからで、
元祖幻のポケモンである
ミュウです。
初代スマブラから
モンスターボールで登場する形で
出演しているのですが、
当時のポケモンの絶対数の少なさもあってか
参戦希望でも上位に入っていました。
ですがミュウ含めて幻のポケモンたちは
その後の『スマブラ』においても
モンスターボールと収集要素のみで
出演の形となっています。
逆に言うと、
スマブラ出演が出来た幻のポケモンは多く、
優遇された枠だともいえるのですがね。
9位
得票数:21
・マルス
原作:ファイアーエムブレムシリーズ
出演の現状:ファイター参戦(DX)
9位は初代スマブラでは出演の無かった
『ファイアーエムブレム』シリーズからで、
シリーズ第1作目主人公のマルス。
皆さんご存知の通り、
マルスは「『ファイアーエムブレム』代表」
として『スマブラDX』以降は
皆勤参戦を続けています。
これに限らず、
『ファイアーエムブレム』からの参戦ニーズが
開発側に届いた形といえます。
ですが、上述のように
当時『ファイアーエムブレム』は
日本市場でのみの展開・発売で、
海外市場も意識した『スマブラDX』への
参戦は高い壁がありました。
その為、『スマブラDX』開発当初は
マルスそして同作参戦のロイは
日本版のみの参戦キャラにする予定だったものの、
ローカライズスタッフ含めた海外関係者から
好感触があった事から
日本語音声のままながら海外版でも登場。
そしてそれによって『烈火の剣』から
海外でもシリーズ展開が始まる事となりました。
その為『ファイアーエムブレム』にとって
『スマブラDX』は
大きな転換点の一つとなりました。
ただ、本当の意味で
『ファイアーエムブレム』が海外で成功するのは
3DSの『覚醒』からで、
それまで大きく時間が掛かる事となります。
10位(同着4キャラ)
得票数:18
・ファイアーエムブレムのだれか
原作:ファイアーエムブレムシリーズ
出演の現状:マルス、ロイがDXから出演
・サトシ(ポケモンの主人公)
原作:ポケモンシリーズ
出演の現状:ファイター参戦(X)
※ポケモントレーナーとして
・どせいさん
原作:MOTHERシリーズ
出演の現状:アイテム(DX)
・バンジョー&カズーイ
原作:レア社作品(バンジョーとカズーイの大冒険)
出演の現状:ファイター参戦(SP)
10位は同着4名。
まずは「『ファイアーエムブレム』の誰か」で
「誰でもいいからFEから出して!」
という意見。
登場キャラクター数が膨大な為に
やむを得ない意見とも言えますが、
ちょっと漠然としていますね(汗)。
これは前述のマルスを皮切りに
『スマブラDX』では同時にロイ、
その後も様々なキャラがファイター参戦して、
『スマブラ』でも最多クラスの
参戦量を誇るゲームシリーズとなっています。
続いて『ポケモン』の主人公。
当時は『ポケモン赤・緑』しか出ていなかった為
「ポケモン主人公=サトシ」の印象が強く、
サトシとしての投票があり、
それ票をゲーム版と同一で集計したようです。
さすがにポケモンの主人公が
戦うのは無理だろうと見られていましたが、
皆さんご存知の通り、
なんと『スマブラX』にて
「ポケモントレーナー」の名義で
参戦を果たしました。
本人が戦うのではなく、
『赤・緑』の御三家ポケモンへ
戦闘指示を行うという形で
出演を実現させ、ユーザーを驚かせました。
余談ですが、
「ゲーム版の主人公トレーナー」ではなく
「アニメ版のサトシ」が出たら
普通にサトシ本人が戦うことも
可能かもしれませんね。
世界観的には戦ってはいけないでしょうが、
サトシは「スーパーマサラ人」と言われる程の
超人ですので…
10位の3つ目は
『MOTHER』シリーズのマスコット的存在である
どせいさん。
ぷー、ぽえーん、ぐんまけん。
『MOTHER』ファンから人気はあるけれど
さすがに参戦は無理だろというキャラで、
実際にもファイター参戦はなっていませんが
『スマブラDX』から早速登場とばかりに
「アイテム」として出演を果たし、
以後の『スマブラ』においても
常連アイテムとなっています。
10位の最後はレア社作品の
『バンジョーとカズーイの大冒険』の主人公の
バンジョー&カズーイ。
バンジョーは元々は
ドンキーコングシリーズのスピンオフ作品
『ディディーコングレーシング』(1997年11月)に
登場したキャラで、
その後に1998年12月に
更なるスピンオフで主役を張って人気を博し、
その後2000年12月にて続編
『バンジョーとカズーイの大冒険2』も出ました。
その後はレア社がマイクロソフトへ売却され、
そちらに権利が移ったため、
参戦はもはや不可能だろうとされていました。
ですが、もう皆さんご存知ですよね。
『スマブラSP』にて
マイクロソフトからのゲストファイター扱いで
まさかの『スマブラ』への参戦を果たしたのです。
筆者はこの展開を全く予想できませんでした。
バンジョー&カズーイ自体は
シリーズ展開がなされていた
この頃は勿論、
その後も海外を中心に参戦要望が続いており、
『スマブラfor』での「スマブラ投稿拳」でも
参戦希望の上位に入っていたのだとか。
『スマブラSP』をきっかけに
Switchオンラインでも
『バンジョーとカズーイの大冒険』が
配信されることになるなど、
流れというものは予想が出来ないと共に、
『スマブラ』の持つ力が
巨大なものとなったことを実感させました。
11位
得票数:17
・グーイ
原作:星のカービィシリーズ
出演の現状:収集要素(DX)
11位は『星のカービィ』シリーズの
グーイ。
「グーイって誰?」という方や
「『スターアライズ』の
ドリームフレンズでいたような…」
といった認識の方も多いかもしれません。
現在ではマイナーなカービィキャラですが
実は当時のカービィ最新作だった
『星のカービィ3』(1998年3月)にて
2プレイヤーキャラとして出演していたのです。
その為、当時グーイはカービィファンたちから
高い認知度を持つキャラクターであり、
故に愛着を持つ方も
少なくなかったことが伺えます。
その為か『スマブラDX』時点で既に
「フィギュア名鑑」にて出演を果たしました。
が、『スマブラDX』同年から放送となった
アニメ版カービィにてメタナイトが大出世、
以後ゲーム版においても
レギュラーとなった事から、
グーイは置いて行かれる形となりました。
12位(同着2キャラ)
得票数:15
・ディディーコング
原作:レア社作品(ドンキーコングシリーズ)
出演の現状:ファイター参戦(X)
・スカポン
原作:ジョイメカファイト
出演の現状:アシストフィギュア(SP)、収集要素(X)
12位は同着2キャラ。
まず1人目は『ドンキーコング』シリーズの
ディディーコング。
現在の2代目ドンキーの親友にて相棒として登場、
そして海外を中心に人気を得て
その後『スーパードンキーコング2』や
スピンオフ作品『ディディーコングレーシング』で
主役を張るなど活躍し、
アンケートにも上位に入っていました。
ご存知の通り、
ディディーコングは『スマブラX』にて
ファイター参戦を果たしました。
…が、これも結構有名な話ですが、
実はディディーは『スーパードンキー2』での
相棒にて恋人(恋猿)である
ディクシーコングとペアで参戦させる
予定であったのだそうです。
開発期間や制作難易度から断念したそうですが、
ディクシーが参戦する日は来るのでしょうかね?
人気所のキングクルールの参戦が実現したため、
ドンキーシリーズから参戦させるなら
候補に挙がるでしょうが。
12位のもう片割れは
ファミコンのロボット格闘ゲーム
『ジョイメカファイト』(1993年5月)の
主役のスカポン。
後に『スマブラSP』にて
アシストフィギュア出演したキャラですが、
この時点から既に『ジョイメカファイト』の
出演・参戦の要望がありました。
…が、それを許さなかったのが
「権利問題」でした。
元々『ジョイメカファイト』は
かつて任天堂が実施した
新規の若手人材発掘企画
「任天堂・電通ゲームセミナー」にて、
江渡浩一郎氏らセミナー受講生たちが制作した
『バトルバトルリーグ』という作品を
製品化したものとなります。
その為、任天堂や関連企業開発のゲームではなく
権利も受講生側にあり、
権利が微妙な立ち居の作品だったのです。
「『ジョイメカ』の権利が微妙」時代だった
『スマブラDX』においては開発段階にて
アイテム「スカポン」の登場計画があり、
乗り込みロボットとしてスカポンを操作できる
という構想だったそうなのですが、
権利問題がクリアできず、
廃案となりました。
『スマブラDX』開発中の画像では
その名残が残っていたものがあり、
後に『DX』版「スマブラ拳」にて
そのことを解説、
および参戦出来なかった理由を
述べたこともあります。
出典
ですが、その後2007年1月にて
江渡氏の自宅で権利書類が発見され、
それで事態を知った江渡氏が
(江渡氏は書類を発見するまで
任天堂に権利譲渡したと思い込んでおり、
「権利先が謎」になっている事態を
知らなかったそうです)
正式に権利を譲渡
および任天堂側が権利を整理。
それによって
2008年からは任天堂が
『ジョイメカファイト』およびその関連を
使えるようになり、
配信などが始まりました。
その解決時期が
『スマブラX』の開発後期であり、
その為ギリギリでねじ込む形で
『X』の収集要素「シール」でスカポンが、
および楽曲「ファミコンメドレー」
(『for』以降のとは別の曲)
にて『ジョイメカ』ゲーム中の曲が
盛り込まれるなどの演出が入りました。
そして『スマブラSP』にて
アシストフィギュア
およびレジェンド級スピリットとして
大々的に登場を果たせる形となったわけです。
スマブラの更なる続編があるかは分かりませんが
もしスマブラ新作が来たら
今度こそはファイター参戦が
期待できるかもしれませんね。
13位
得票数:12
・ポケモンのだれか
原作:ポケモンシリーズ
出演の現状:ミュウツー、ピチューがDXから出演
13位は「ポケモンの誰か」
「ファイアーエムブレムの誰か」に続く
「○○の誰か」投票です。
とにかく
「ポケモン全151匹(当時)の中から何か出して!」
という希望でしょうが、
後述のように発売迫る状況だった
『金・銀』からは
新ポケモンも小出しされていたので、
そちらも含んでいた意見かもしれません。
結果として『スマブラDX』では
『赤・緑』からは前述したミュウツーが出たほか、
『金・銀』からは
ピカチュウのモデル替えキャラとして
ピチューが参戦し、
その後も『スマブラ』新作のたびに
その当時のポケモン最新作から参戦があります。
14位(同着2キャラ)
得票数:11
・ルギア
原作:ポケモンシリーズ
出演の現状:モンスターボール(DX)
・メタナイト
原作:星のカービィシリーズ
出演の現状:ファイター参戦(X)
同着2キャラの14位からは
まずは同年のポケモン映画のメインポケモンにて、
後に『ポケモン銀』のパッケージを務める
ルギアが入りました。
アンケート当時はまだ『ルギア爆誕』は
上映されておらず、
『銀』のパッケージを務める事も未発表であり、
このルギアへの投票は
前述の「ポケモンのだれか」のように
「新作の『金・銀』から参戦が欲しい」
という要望・ニーズといえます。
発売前の作品からの参戦希望という辺り、
『スマブラDX』のロイや、
欧米版『スマブラfor』でのカムイに
近い要望だったといえますか。
もう一人の14位は
星のカービィシリーズの
メタナイト。
後にメタナイトは
『スマブラX』にて最初の新参戦キャラとして
参戦発表がなされ、
現在は『星のカービィ』を代表する
キャラクターの一人となっていますが、
それは2001年9月から2年間放送された
アニメ版カービィにて
「メタナイト興」としてメインキャラ出演し
知名度が飛躍的に上昇、
それに伴ってゲーム版でもメインキャラの一人に
格上げとなった為です。
このアンケートが行われたのは
アニメ版カービィ開始の3年以上も前です。
グーイの方が順位が上だったというのが
当時のメタナイトの認知度の証左でしょう。
当時はまだ
「カービィのボスキャラの一人」
という扱いだったメタナイトが上位に入るのは
かなりの大健闘だったといえます。
一応、1996年3月の
『星のカービィ スーパーデラックス』では
「メタナイトの逆襲」という
メタナイトを大ボスに据えたゲームモードがあり
そこでメタナイトは大きく、
そして非常にカッコよく扱われており、
それでメタナイトに惚れこんだ
カービィファンたちが投票した
可能性は高いと見られます。
以下は元のアンケートにおいて
上位20キャラ以下の集計結果となりますので、
若干簡素に済ませていきます。
15位
得票数:10
・カービィの仲間のだれか
原作:星のカービィシリーズ
出演の現状:収集要素(DX)
15位は3つ目の「○○のだれか」シリーズで
「カービィの仲間のだれか」となります。
当時カービィ最新作の
『星のカービィ3』および
その原型となった『星のカービィ2』では
カービィが仲間キャラに乗る(合体)
という形でパワーアップするシステムがあり、
そのキャラクター達への投票となります。
その仲間キャラは『2』では
・リック(巨大ハムスター)
・クー(フクロウ)
・カイン(マンボウ)
が登場し、
『3』ではその3匹に加えて
・ナゴ(ネコ)
・チュチュ(タコ)
・ピッチ(小鳥)
が追加され、6匹となっていました。
現状では
「フィギュア名鑑」や「スピリッツ」などの
収集要素での出演となっています。
16位(同着3キャラ)
得票数:9
・ノコノコ
原作:マリオシリーズ
出演の現状:収集要素(DX)、ザコ敵(DX)
・リップ
原作:パネルでポン
出演の現状:アイテムのリップステッキ(DX)、収集要素(SP)
・チョコボ
原作:任天堂以外(ファイナルファンタジー)
出演の現状:Miiファイター(for)
16位は同着が3キャラ。
まずはマリオシリーズの有名ザコキャラである
ノコノコ。
このアンケート時点でも
マリオカートシリーズ第1作目の
『スーパーマリオカート』にて
プレイヤー出演しており、
それを反映しての投票でしょうか。
2人目は『パネルでポン』の初代主人公である
花の妖精の少女リップ。
『パネポン』は基本的に日本で展開の
ゲーム作品である事や
(Switchオンラインにてようやく欧米にも
初代『パネポン』が登場)、
少女をボコしたり殴り合ったりしていいのか
という問題の為か参戦はなっていませんが、
『スマブラDX』時点でカービィのストーンで
『パネポン』のおじゃまブロックがあったり、
アイテムでリップの持つ杖が
「リップステッキ」として出演、
『スマブラX』では楽曲としてリップのテーマが
登場したりと、
所々で『パネポン』は出演を果たしています。
そしてまさかのスクウェア・エニックス
(当時は旧スクウェア)の
『ファイナルファンタジー』の
チョコボ。
桜井政博Dがご丁寧にも
「それは任天堂じゃない軍団」
として2票以上あった
任天堂以外のキャラ投票を
まとめてくださったので、
このようなデータが出ています。
「出るわけないだろ!」
と思ったら、
まさか『スマブラfor』にて
7作目主人公クラウドがゲスト参戦し、
チョコボもMiiファイターの衣装
という形で登場するとは…
ほんと、流れは分からないものです。
17位(同着7キャラ)
得票数:8
・カメック
原作:マリオシリーズ
出演の現状:収集要素(for)、ザコ敵(for)、ステージギミック(for)
・ニャース
原作:ポケモンシリーズ
出演の現状:モンスターボール(初代から)
・こどもリンク
原作:ゼルダの伝説シリーズ
出演の現状:ファイター参戦(DX)
・ゼルダ姫
原作:ゼルダの伝説シリーズ
出演の現状:ファイター参戦(DX)
・シーク
原作:ゼルダの伝説シリーズ
出演の現状:ファイター参戦(DX)
・オグマ
原作:ファイアーエムブレムシリーズ
出演の現状:出演なし
・リチャード王子
原作:カエルの為に鐘は鳴る(GB)
出演の現状:収集要素(SP)
17位は同着が7キャラ。
まずはマリオシリーズの
上位ザコ敵のカメック。
「何でカメックが入っているの!?」
と思う方もいるでしょうが、
カメックは
『スーパーマリオヨッシーアイランド』
(1995年8月)
にて当時赤ん坊のクッパの世話係
およびクッパ軍団の側近として登場しており、
他のザコ敵とは別核として描写されており
強い存在感がありました。
実は『マリオカート64』にて
開発中はプレイヤーキャラだったくらいです。
(製品版ではカメックの代わりに
ドンキーコングが正式採用されました)
2人目はポケモンのニャース。
これはアニメ版ポケモンでの
ロケット団のニャースの影響でしょうね。
ちなみに、この当時はまだ『金・銀』未発売の為
ロケット団のメンバーにソーナンスはおらず、
ロケット団トリオを象徴するポケモンは
ニャースの独壇場でした。
なお、ニャース自体は
初代スマブラ時点で
モンスターボールから登場するポケモンの
1体として既に出演していました。
3人目はゼルダシリーズの『時のオカリナ』での
こどもリンク。
こどもリンクは『スマブラDX』にて
大人リンクのモデル替えキャラとして参戦を果たし、
『スマブラX』と『スマブラfor』では
トゥーンリンクが代わりに出演したものの
『スマブラSP』では再登場
およびトゥーンリンクとの共演を果たしました。
ちなみに『DX』で
こどもリンクが選ばれて参戦でいた理由は
「モデル替えを作る際は体格が明確に違った方が
能力付けの変化を調整しやすい」
という開発上の都合があったそうです。
4人目はゼルダシリーズのヒロインの
ゼルダ姫。
この当時は「さらわれヒロイン」が主で、
『時のオカリナ』にてシークに変装して
バリバリ活動するまでは
「戦うキャラ」の印象が希薄でしたが、
こどもリンクと同じ得票でランクイン。
まさか『スマブラDX』にて
シークとしてのみならず
ゼルダ姫としても参戦し、
しかも「魔法を使ってのパワーキャラ」
となるとは予想も出来ませんでした。
5人目はその『時のオカリナ』での
変装(男装)ゼルダ姫であるシーク。
当時は『時のオカリナ』発売から
半年くらいしか経っておらず、
「シーク=ゼルダ姫」という事実は
同作の重大なネタバレ、
トップシークレットだっとはずですが、
しっかりとゼルダ姫の姿と同着で入ってます。
『スマブラDX』にてゼルダ姫としてだけでなく
シークとしても参戦したのは
このアンケートの結果が影響している
可能性が高いでしょう。
6人目はファイアーエムブレムの
オグマ隊長。
未だにスマブラ出演が叶っていないキャラであり、
「このキャラだれ?」
というユーザーも多いでしょうが、
これはマルス主役作の
『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』に登場する
自軍の戦士(傭兵)キャラです。
物凄く強いキャラであり、
(人気はこれが理由。性格も良い)
スマブラ出演がある剣士キャラのナバールと共に
自軍の前衛として序盤から活躍します。
ただ、桜井Dはナバール派らしく、
スマブラ出演はナバールを優先させており
オグマは出番が無い形です。
ただ、部下である斧使いのトリオ
サジ、マジ、バーツは
『スマブラSP』において
スピリットとしての出演を果たしています。
最後の7人目は
ゲームボーイの『カエルの為に鐘は鳴る』
(1992年9月)におけるライバルキャラの
リチャード王子。
なぜ主人公の「サブレ王国の王子」ではなく
リチャード王子なのかですが、
主人公の王子にはデフォルト名が無く、
故に名前があるとともにキャラも立った
リチャード王子を代わりに投票したのでしょう。
主人公は『スマブラfor』にて
そのまま「サブレ王国の王子」という名義で
アシストフィギュア出演を果たし、
リチャード王子は遅れながら『スマブラSP』にて
スピリットとして出演を果たしました。
18位(同着4キャラ)
得票数:7
・クリボー
原作:マリオシリーズ
出演の現状:収集要素(DX)、ザコ敵(DX)
・ライチュウ
原作:ポケモンシリーズ
出演の現状:出演なし
※アローラライチュウなら出演
・ファルコ
原作:スターフォックスシリーズ
出演の現状:ファイター参戦(DX)
・ドラえもん
原作:任天堂以外(漫画)
出演の現状:出演なし(当たり前か)
18位は4キャラが同着ランクイン。
1人目はマリオシリーズの
代表的ザコキャラのクリボー。
後にペーパーマリオシリーズで
「キング・オブ・ザコ」
とまで称されるクリボーですが、
ノコノコと共に投票されていました。
スマブラでの扱いは…
まぁアドベンチャーやフィールドスマッシュでの
ザコ敵としての需要ですね(汗)。
2人目はポケモンからで
ピカチュウの進化形であるライチュウ。
ピチューが『スマブラDX』で
ファイター参戦したのと対照的に、
ライチュウはスマブラでの出演が
ほんと恵まれません。
『スマブラSP』にて
ライチュウのリージョンフォルム
(特定の地方で、適応のため姿を変えたもの)、
アローラライチュウが
モンスターボール出演したくらいです。
ほんと何でここまで
ライチュウが出演しないのでしょうかね?
3人目はスターフォックスシリーズの
ファルコ・ランバルディ。
ご存知の通り、
ファルコは『スマブラDX』にて
モデル替えキャラとして参戦を果たして、
『スマブラX』以降も
フォックスとは差別化されたうえで
常連参戦を果たしています。
フォックスのモデル替えキャラとして
より体形が似ているウルフではなく
ファルコが選ばれたのは
この投票結果を反映したものかもしれません。
そして4人目はまさかの「ドラえもん」
「それは任天堂じゃない軍団」の一人です。
ドラえもんのゲームはありますが、
元がゲームではなく漫画なので、
どうあがいても無理ですねコレ(汗)。
19位(同着3キャラ)
得票数:6
・プー
原作:MOTHERシリーズ
出演の現状:ファイターの演出(SP)、収集要素(DX)
・メトロイド(ベビーメトロイドを含む)
原作:メトロイドシリーズ
出演の現状:アシストフィギュア(X)、収集要素(DX)
・ブラッキー(ポケモンではない)
原作:マリオシリーズ(レッキングクルーなど)
出演の現状:出演なし
※ただし茶色マリオはブラッキーを意識した配色
19位は3キャラがランクイン。
1人目は『MOTHER2』のプー。
原作にてネスの3人目の仲間となるキャラです。
出演は長らく「フィギュア名鑑」などの
収集要素でしたが、
『スマブラSP』にて
ネスの「最後の切りふだ」で
演出として登場するようになりました。
ただ、スピリッツとしては
ネスの仲間で唯一のエース級だという
格下扱いがありますが(汗)。)
2人目はメトロイドシリーズの
タイトルの由来である
浮遊生命体メトロイド。
『メトロイド2』のラスト
および『スーパーメトロイド』に出た
「ベビーメトロイド」の票も
統合してるそうです。
アシストフィギュア出演を果たしたほか、
ベビーは『スマブラDX』の
オープニングムービーにおける
『スーパーメトロイド』プロローグ再現にて
出演をしています。
3人目はブラッキー。
ポケモンのイーブイの進化形ではありません。
マリオシリーズの『レッキングクルー』などに
出演していたマイナーなお邪魔キャラです。
非常にマイナーなキャラですが、
実は来年公開されるマリオのCGアニメ映画にて
ブラッキーが登場する事が発表されています。
この映画での扱い次第では、
一気に有名になる…かもしれません。
20位(同着11キャラ)
得票数:5
・マロ
原作:マリオシリーズ(スーパーマリオRPG)
出演の現状:収集要素(SP)
・ジーノ
原作:マリオシリーズ(スーパーマリオRPG)
出演の現状:Miiファイター(for)、収集要素(SP)
・ベビーマリオ
原作:マリオシリーズ
出演の現状:収集要素(SP)
・マリル
原作:ポケモンシリーズ
出演の現状:モンスターボール(DX)
・フシギダネ
原作:ポケモンシリーズ
出演の現状:収集要素(DX)
・トゲピー
原作:ポケモンシリーズ
出演の現状:モンスターボール(DX)
・スリッピー
原作:スターフォックスシリーズ
出演の現状:スマッシュアピール(DX)、収集要素(DX)
・ピット君
原作:パルテナの鏡シリーズ
出演の現状:ファイター参戦(X)
・どんべ&ひかり
原作:新・鬼ヶ島(FCディスクシステム)
出演の現状:収集要素(DX)
・ディオン、マックス、ジャック
原作:マーヴェラス~もうひとつの宝島~(SFC)
出演の現状:収集要素(SP)
・ボンバーマン
原作:任天堂以外(ボンバーマンシリーズ)
出演の現状:アシストフィギュア(SP)
20位は同着11キャラで、
同着の数としては
このアンケートで最多。
1人目は『スーパーマリオRPG』の
仲間キャラの一人であり、
同作オリジナルキャラのマロ。
原作後半で分かりますが、
雲の種族の少年で、
天候魔法を使う魔法使い系キャラです。
マロと後述のジーノは、
同作開発元だった
スクウェア・エニックス(当時はスクウェア)
権利を持つキャラクターであり、
『マリオRPG』後から2000年代前半まで
任天堂とスクウェアが
絶縁状態になったといった事があったため、
権利的に難しいキャラと言われていました。
このアンケートの時が
まさに絶縁状態真っ只中となります。
その後両社の関係が修復され、
『マリオRPG』の配信があったりといった事も
ありましたが、
ジーノと異なりマロは再登場の機会に恵まれず、
『スマブラSP』のスピリットで
ようやくの再登場となりました。
2人目はマロ同様に
『スーパーマリオRPG』の仲間キャラにて
同作オリジナルキャラのジーノ。
「ジーノ」と名付けられた人形のおもちゃ
(ただしロケットパンチや銃火器を装備)
にとある霊的な存在が
宿って動いているキャラで、
同作のアタッカーキャラとなります。
かなり根強い人気を誇るキャラで、
任天堂と旧スクウェアとの関係が解決して
日の浅い時期の作品である
第1作目『マリオ&ルイージRPG』
(2003年11月)にてゲスト出演したり
(2017年のリメイク版では出番カット)、
スマブラでも『スマブラfor』にて
クラウドらスクエニ関連が来た際に
Miiファイター用の
ジーノ衣装が来たりしました。
そして『スマブラSP』のスピリッツとしても
登場して久々のマロとの共演もしましたが、
ジーノのランクはまさかのレジェンド級。
ここでも人気を伺わせます。
3人目は『ヨッシーアイランド』に出た
赤ちゃんマリオのベビーマリオ。
「ベビィマリオ」の表記もあります。
ベビーは後に『マリオゴルフ64』など
バラエティ作品にも出演しますが、
このアンケート時点では
『ヨッシーアイランド』専用のキャラでした。
にも関わらず複数の投票があったとは、
このアンケートのカメック同様、
『ヨッシーアイランド』の
人気のためでしょうか。
3キャラ目はポケモンのマリル。
2022年現在見ると、
「なぜマリルという半端な存在のポケモンを?」
と思うでしょうが、
マリルは当時未発売だった
『金・銀』から登場で
それが発売前に発表されており、
先のルギアと同様に
「『金・銀』からの先行出演」
を願った物でしょう。
スマブラでマリルは
『スマブラDX』にてモンスターボールから登場の
ポケモンの1体として出演しましたが、
続編での「突進する水ポケモン」を枠は
『スマブラX』ではポッチャマ、
『スマブラfor』以降はミジュマルが
担当する事となっています。
一応、『スマブラSP』では
スピリットとして再登場しましたが。
4キャラ目は『ポケモン赤・緑』の
御三家の草タイプのフシギダネ。
同じく『赤・緑』御三家の
ヒトカゲとゼニガメへの得票は無いのに、
なぜかフシギダネだけ5票獲得しています。
フシギダネは『スマブラDX』での
「フィギュア名鑑」くらいしか出番が無いものの
『スマブラX』と『スマブラSP』では
ポケモントレーナーの手持ちポケモンとして
中間進化形のフシギソウが参戦しています。
ゼニガメとリザードンとの兼ね合いで
中間進化形の枠として選ばれたのは
賛否がありますが。
5キャラ目はポケモンのトゲピー。
ルギアとマリル同様、
『金・銀』で登場ですが
アニメで先行登場していたため、
その影響もあって入ったようです。
スマブラでは、『スマブラDX』以降の
モンスターボール登場ポケモンとして
レギュラー出演していますね。
余談ですが、トゲピーは進化形として
トゲチックおよびトゲキッスが存在しますが、
もし参戦出来たらどうなるのか。
トゲキッスの十八番である
悪魔のようなひるみ連発戦法を
再現したらどうなってしまうのか。
7人目はスターフォックスシリーズのキャラで、
フォックスの友人にてチームメイトの
スリッピー・トード。
実は先述したファルコ、
そして後述のようにペッピーにも票があり、
『スターフォックス64』当時の
スタフォのチームメンバーには
全員得票がありました。
しかし、足が遅い(64版のエンディング)スリッピー
年寄りのペッピーでは
プレイアブルキャラとして無理があったのか、
チームメンバーでは
ファルコのみが参戦となりましたが。
8人目は当時はレトロ作品であった
『光神話パルテナの鏡』(1986年12月)の
主人公のピットくん。
ご存知の通り、
ピットくんは『スマブラX』にて
原作から超リアル化した姿となって
ファイター参戦を果たしました。
そしてそのリアル化した姿で桜井D指揮の元、
『新・光神話パルテナの鏡』として
新作デビューするオマケつき。
実はピットくん、
この時点ですでに
細やかながら得票を獲得していたのでした。
『パルテナの鏡』は海外人気が高いそうなので、
参戦はその影響が大きそうですが、
これも影響を与えていたのかもしれません。
9キャラ目はファミコンディスクシステムで、
『ファミコン探偵倶楽部』を筆頭に
複数作品が展開された
テキストアドベンチャーゲームの一つ
『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島』
前後編(1987年9月)の
主人公であるどんべ&ひかり。
『新・鬼ヶ島』はタイトルの通り
日本の昔話を題材とした作品で、
『遊遊記』という続編もあります。
日本のみの展開だった作品というのもあって
世界的に見ると参戦は相当厳しい作品ですが、
『スマブラDX』では「フィギュア名鑑」、
『スマブラX』では楽曲の登場、
『スマブラSP』ではスピリットでも登場と
要素は出演しており、
作品の人気を伺わせます。
10キャラ目は、
1996年10月にスーパーファミコンで出た
『マーヴェラス~もうひとつの宝島~』の
主人公3人組のディオン、マックス、ジャック。
『マーヴェラス』は先述の主人公たち学生3人が
さらわれた恩師の救出、
および舞台の島に隠された
大海賊の財宝の探索を行なっていく
アドベンチャーゲームで、
ニンテンドウ64発売後という
悪いタイミングでの発売となったものの、
作品としては高評価を受けています。
また、開発スタッフは
ゼルダの伝説シリーズの方々で、
ゼルダを参考にしたり、
後にはゼルダの方で『マーヴェラス』を
参考にしたものも出ています。
スマブラでは『スマブラSP』にて
スピリットとして登場しました。
11人目は、当時のハドソン
(後にコナミ傘下になり、2014年に消滅)、
現在のコナミのゲームおよびそのキャラである
ボンバーマン。
これまた
「それは任天堂じゃない軍団」
で入っていました。
ハドソンが無くなり、
認知度も昔ほど高くないので
ゲストも難しいだろと思ったら、
まさかの『スマブラSP』にて
アシストフィギュアで出演するとは…
21位(同着8キャラ)
得票数:4
・マザー2その他の主人公
(ポーラ、ジェフ、プーの3名)
原作:MOTHERシリーズ
出演の現状:ファイターの演出、他
・ポーラ
原作:MOTHERシリーズ
出演の現状:ファイターの出演(SP)、収集要素(DX)
・ウルフ
原作:スターフォックスシリーズ
出演の現状:ファイター参戦(X)
・セリス
原作:ファイアーエムブレムシリーズ(聖戦の系譜)
出演の現状:収集要素(SP)
・サムライ・ゴロー
原作:F-ZEROシリーズ
出演の現状:アシストフィギュア(X)
・ポポ&ナナ(アイスクライマー主人公)
原作:アイスクライマー
出演の現状:ファイター参戦(DX)
・バルーンファイトの主人公
原作:バルーンファイト
出演の現状:収集要素(DX)
・クラッシュ・バンディクー
原作:任天堂以外(クラッシュシリーズ)
出演の現状:出演なし
21位は同着8キャラ。
1つ目は「『MOTHER2』のその他の主人公」
つまりネスの仲間のポーラ、ジェフ、プーの事で
先述した他のゲーム作品の
「〇〇の誰か」的な希望だと言えます。
この3名は『スマブラDX』時点で
「フィギュア名鑑」で登場し、
後にはアシストフィギュアや
ネスの最後の切りふだの演出で登場してます。
2人目はその『MOTHER2』でのネスの仲間の
ポーラです。
保育園を経営する家庭の娘で、
『スマブラDX』の「フィギュア名鑑」にあるように
スマブラだとネスが使う
「PKファイヤー」や「PKサンダー」は
原作だとポーラが使うワザです。
よくあるロールプレイングゲームでいう
「魔法使いキャラ」にあたるといえます。
先述のようにフィギュア名鑑で登場したほか、
『スマブラSP』ではネスの「最後の切りふだ」で
登場する形で出演を果たしました。
3人目はスターフォックスシリーズからで、
フォックスのライバルである
ウルフ・オドネル。
スターフォックのメンバーだけでなく
ウルフも得票獲得していました。
そしてご存知の通り、
ウルフは『スマブラX』にて
ファイター参戦を果たすのですが、
これは幸運かつ開発の都合によるものでした。
同作のアドベンチャーモードの
『亜空の使者』開発を終えて
ギリギリの状況でさらにキャラを加える際、
「ウルフなら同シリーズから参戦している
フォックスとファルコの開発ノウハウを
活かせるから、短期間で完成させられるはず」
としてウルフを制作・完成させたのだそうです。
(出典は雑誌『ニンテンドードリーム』の
2008年8月号75ページに掲載された
桜井Dへの読者質問)
そのような経緯もあってか、
『スマブラfor』でウルフは降板となりましたが
「全員参戦」の『スマブラSP』にて
再登場となりました。
ちなみに、ウルフのスマブラ初登場は
『スマブラDX』のオープニングムービーです。
4人目は『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の
後半主人公であるセリス。
セリスという名前でかつ中性的な容姿ですが
列記とした男性で、
前半主人公のシグルドの息子にあたります。
シグルドと共に「最新作の主役」
と扱われていたようです。
『聖戦の系譜』は古参エムブレマーから
「シリーズの最高傑作」として扱われているので
その作品人気も反映していそうですが。
スマブラでは
『スマブラSP』にてスピリットとして登場。
5人目はF-ZEROシリーズおける
重量級キャラの元祖にて
キャプテンファルコンの自称ライバル的キャラの
サムライ・ゴロー。
ゴローは宇宙盗賊団のボスにて、
表の顔はファルコンと競合する賞金稼ぎであり、
ファルコンを一方的にライバル視している
三枚目なキャラクターです。
また、初代『F-ZERO』においては
唯一の最高速度型のマシンを使うキャラであり、
タイムアタッカー御用達のキャラでしたので、
その辺りも投票に影響したのかもしれません。
スマブラでは、
『スマブラDX』でフィギュア名鑑で出演の後、
『スマブラX』以降はアシストフィギュア出演。
「賞金稼ぎの腕前もファルコンに劣る」
というのを反映したのか、
刀を振りまくって暴れるというキャラ付けです。
ちなみに、2003年から1年間放送されていた
アニメ版F-ZEO『ファルコン伝説』では
盗賊団のボスなのは同じものの
賞金稼ぎはしておらず、
剣術は超が付くほどの達人で
ミサイルを切り払うほどの強さ、
そして「盗みはしても略奪や殺生はしない」
という義に篤い漢であり、
ゲーム版とは全く異なるキャラ付けでした。
6キャラ目は有名レトロゲーム
『アイスクライマー』(1985年1月)の主人公
および1P・2Pのキャラである
ポポ&ナナ。
もうご存知の通り、
ポポとナナは『スマブラDX』にて
2人コンビキャラ・アイスクライマーとして
ファイター参戦を果たしました。
スマブラにアイクラが参戦できたのは
レトロゲームとして有名、
ハンマーを使うから
攻撃バリエーションを作りやすい、
といった理由に加え、
「2人同時プレイが有名」
(主に妨害による対戦プレイですが)
であることから
「2人コンビで戦う」
という仕様を思いついたためのようです。
出典
ですがそれ故に開発や調整が大変になったり、
『スマブラfor』では3DSの性能限界の為に
2人組動作が出来ず参戦断念となったり
したのですがね。
7人目はこちらも有名レトロゲームである
『バルーンファイト』
(ファミコンでは1985年1月)
における主人公。
「バルーンファイター」といった
通称もあります。
こちらも2人同時プレイ(特に対戦)で
有名なレトロゲームで、
先述のアイスクライマー参戦の話によると
「どうやって戦わせればいいか分からない」
として参戦が叶わなかったようです。
ですが、有名レトロゲームだというのは
開発者側も把握しており、
『スマブラDX』ではアイスクライマーステージの
楽曲としてバルーンファイトの曲が出て、
『スマブラfor』ではバルーンファイトが
ステージとして登場。
また、『スマブラfor』以降登場の
むらびと(どうぶつの森主人公)のワザとして
『バルーンファイト』での
風船付き帽子を被るって飛ぶ
「バルーントリップ」
が登場し、むらびとに統合される形で
参戦を果たしたとも言えます。
8人目は再び
「それは任天堂じゃない軍団」の一人で
クラッシュ・バンディクー。
アンケート当時クラッシュシリーズは
ソニーが販売を担当していたというのに
よくクラッシュに投票しようと思いましたね(汗)
2022年現在はアメリカの大手ゲーム会社
アクティビジョン・ブリザード社が
クラッシュシリーズの販売を手掛けている為、
その気になればスマブラへの参戦も
不可能ではなさそうですが、
もしスマブラ続編が出たらどうなるか。
22位(同着4キャラ)
得票数:3
・ワドルディ
原作:星のカービィシリーズ
出演の現状:ファイターの演出(X)、収集要素(DX)
・スターマン
原作:MOTHERシリーズ
出演の現状:アシストフィギュア(For)、ザコ敵(For)、収集要素(DX)
・ジェフ
原作:MOTHERシリーズ
出演の現状:アシストフィギュア(X)、収集要素(DX)
・ソニック
原作:任天堂以外(ソニックシリーズ)
出演の現状:ファイター参戦(X)
22位は同着4キャラ。
1人目はカービィシリーズの代表的な
ザコ敵のワドルディ。
ワドルディは当時既に
カービィシリーズの常連ではあったものの、
「キャラクター性」を与えられた者は
『スーパーデラックス』での「メタナイトの逆襲」
における水兵帽を被った個体くらいで、
2000年3月の『星のカービィ64』にて
カービィの味方キャラとして
個性を与えられたワドルディが登場、
そして2008年11月にDSで発売の
『ウルトラスーパーデラックス』における
「大王の逆襲」にてデデデ大王の部下である
「バンダナワドルディ」が登場、
以後バンダナ個体がワドルディの代表格にて
個性を持つキャラクターとなります。
このアンケートはそれらの搭乗する前のもの。
にもかかわず得票を獲得したのは
なかなかなものと言えます。
スマブラでは『スマブラDX』でフィギュア出演し
『スマブラX』ではデデデの必殺ワザや切りふだで
登場したものの『スマブラfor』では仕様変更で降板、
しかし『スマブラSP』では
スピリット出演に加えて
超化でバンダナも登場となりました。
2人目はMOTHERシリーズのザコ敵である
宇宙人のスターマン。
主人公側のようにPSI(超能力)を
使ってくる敵という扱いです。
『スマブラDX』にてフィギュア出演をして、
『スマブラfor』にて
アシストフィギュアとして登場。
更に3DS版のモード「フィールドスマッシュ」で
ザコ敵出演も果たしました。
3キャラ目は『MOTHER2』の仲間の1人にて
同作の3人目の主人公とされる
ジェフ。
天才科学者アン・ドーナツ博士の息子で、
他の3名のようにPSI(超能力)は使えないものの、
卓越した頭脳と機械技術を活かして
専用の機械アイテムを駆使し戦います。
スマブラにおいては『スマブラDX』で
フィギュア名鑑にて出演の後、
『スマブラX』からアシストフィギュアに選ばれ
原作でのジェフ用攻撃アイテム
「ペンシルロケット」で攻撃をします。
ただ、PSIが使えないが故に
『スマブラSP』でのネスの切りふだには
出演できない形になりました。
4人目は
「それは任天堂じゃない軍団」
からで、セガの看板キャラである
ソニック・ザ・ヘッジホッグ。
ご存知の通り、
ソニックは『スマブラX』にて
スネークと共にスマブラ初の
他社ゲスト参戦を果たしました。
以後のスマブラでも常連キャラです。
この当時のセガはゲームハードメーカーでもあり
2022年現在のマイクロソフトにあたる立ち位置で
任天堂とは対立関係にありました。
まさか任天堂ハードでソニックが展開されたり、
スマブラだけでなく
『マリオ&ソニック ATオリンピック』などで
任天堂とコラボするなど予想できませんでした。
23位(同着6キャラ)
得票数:2
・ダルニア
原作:ゼルダの伝説シリーズ(時のオカリナ)
出演の現状:収集要素(SP)
・ペッピー
原作:スターフォックスシリーズ
出演の現状:スマッシュアピール(DX)、収集要素(DX)
・シグルド
原作:ファイアーエムブレムシリーズ(聖戦の系譜)
出演の現状:収集要素(SP)
・リーフ
原作:ファイアーエムブレムシリーズ(トラキア776)
出演の現状:収集要素(SP)
・ブラストドーザーのロボット(指定なし)
原作:レア社作品(ブラストドーザー)
出演の現状:出演なし
・006アレック・トレヴェルヤン
原作:レア社作品(007ゴールデンアイ)
出演の現状:出演なし
最後に23位。
得票が公開される最低限ラインの
得票2票を獲得したキャラで、
6つが同着です。
1人目は
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』に登場する
ダルニア。
岩の身体を持ち、岩を食する種族
「ゴロン族」の族長であるヒゲの男性で、
情熱的な性格のキャラです。
メインキャラではなく、
ゼルダキャラへの投票としては
かなり異質な結果と言えますが、
ゴロン族は愛嬌ある性格付けなどから
その後のシリーズにも登場する人気種族となり、
それを反映した結果ともいえるかもしれません。
前述のとおりメイン格のキャラではなく、
故にスマブラ出演に恵まれませんでしたが、
『スマブラSP』にてスピリットとして
ようやくの登場を果たしました。
2人目はスターフォックスでの
フォックスのチームメイトにて
フォックス父の代からの古参パイロットである
ペッピー・ヘア。
ファルコの項で述べたように、
当時のスターフォックスチームのメンバーは
全員が得票を獲得する形となりました。
ペッピーに限らずスリッピーもですが、
後のスマブラでは
ファイター参戦にはならなかったものの、
スマッシュアピール(通信)という形にて
存在あるスマブラ出演をしています。
3人目は『ファイアーエムブレム聖戦の系譜』の
前半主人公のシグルド。
前述した後半主人公のセリスの父親となります。
このシグルドは作品人とともに人気あるキャラで
2023年に発売予定のFEの最新作『エンゲージ』で
登場することも発表されています。
スマブラではセリスや後述のリーフ同様、
『スマブラSP』にてスピリットとして出演。
4人目はセリスおよびシグルド同様
『ファイアーエムブレム聖戦の系譜』の登場で
アンケート同年9月に出る事となる
スピンオフ『トラキア776』で主役を務める
リーフ。
セリスとは友人・戦友の間柄です。
ただスピンオフで主役とはいえ
『トラキア776』は
既に旧世代ハードとなっていた
スーパーファミコンでの発売だったのもあり、
マイナーな部類に入ります。
前述したように、セリスとシグルド同様
『スマブラSP』でスピリット出演しました。
5キャラ目は1997年3月に出た
レア社制作のニンテンドウ64用アクション
『ブラストドーザー』のロボット。
「〇〇のだれか」系統ですね。
『ブラストドーザー』とは、
ニンテンドウ64初期のゲームで、
大爆発を起こす化学薬品
(原語版および海外版では核弾頭)
を積んだ無人輸送車が暴走し、
それが衝突して爆発しないように
街の障害物を破壊、
そして住民の避難や、
処理の行える科学者の発見・確保などを
特殊車両やロボットといった
巨大メカを駆使して行っていくいう
リアルタイムストラテジー的な
アクションゲームです。
このゲームには
3種類の乗り込みロボットが
登場するので、
そのうちどれかを出してという事
だったのでしょう。
それまで述べたように、
現在レア社はマイクロソフト参加の為
要素の登場は絶望的でしょうが、
バンジョー&カズーイが行けたのだから
スマブラ続編が今後もあったら
何かしらの形で出演できる…かも。
最後はこれまたレア社作品からで、
『007ゴールデンアイ』のキャラである
アレック・トレヴェルヤン。
ジェームズ・ボンドの元同僚で、
同作のライバルとなるキャラです。
要は同作の悪役・ライバルキャラ。
『ゴールデンアイ』人気を
伺わせる投票ですが、
ジェームズ・ボンド同様に
映画原作だから厳しかったようで、
スマブラに要素登場は全くありません。
極めて長くなりましたが
アンケート結果は以上
色々とその後のスマブラに
影響があったと分かります
さて、非常に長くなりましたが、
1999年6月当時の
スマブラ2希望アンケートの
結果は以上です。
見返してみると、
23年も前のもでありながら
現在のスマブラの登場キャラに
結構な影響を与えたものが
少なくない事が分かりました。
桜井DがYouTuberをしていたり、
新作ではなくとも『スマブラSP』が
もうそろそろ世界売上3000万本を
超えそうな状態であるなど、
スマブラは今後どうなるか
全くわからない状況ですが、
今後もスマブラを応援、
及びデータがあれば
考察をしていきたいです。
桜井Dが連載コラムを
やめてしまったので、
深くの考察や分析は難しいかも
しれませんが。
ではでは、超長文失礼いたしました~
スマブラ拳のURL
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