後述のように社会に甚大な影響を及ぼしている
新型コロナウイルス感染症ことCOVID-19が収まらず、
ゲーム関連でも例外ではない今日この頃です。
自分も趣味である外出・観光に大きな影を落としており、
ようやく他県への外出が許されるようになっても
イベントそのものの中止(特に花火大会など夏イベントは99%以上中止)
となっており、ストレス解消に苦心しています。
さらに東京では感染者の拡大が続いており、
自分の住む神奈川県相模原市は東京と隣接するベッドタウンなので
他人事ではない状況で、気が気でないです。
と、あくまでも今回はゲームの話なので、暗い与太話はこの辺にして。
ではでは、本題に参ります。
遂に明かされたファイターパスVOL.2の1人目
『ARMS』からのファイターは彼女でした!
さて、今となってはちょっと前になってしまいますが、2020年6月19日の23時、突如として翌週月曜の22日23時から
『スマブラSP』の新参戦ファイター紹介動画の
「つかいかた」シリーズの最新作
「"ARMSファイター"のつかいかた」が放送されることが発表されました。
3月26日NintendoDirect mini(以下、ニンダイ)にて
「6月にARMSの誰かの参戦がある」と明かされてから
ようやくの正式発表となり、
いつもなら6月にあるE3は新型コロナウイルスの流行で中止、
代わりのニンダイも無しだったため、
6月のいつ発表されるのかユーザーをソワソワさせていました。
脱線となりますが、6月にニンダイをやらず、
そもそも昨年2019年10月からミニを除く
総合ニンダイがない状況が続いていますが、
これは6月30日に発表された定期株主総会での
質疑応答にの「Q&A 10」によると、
「ニンダイの有効性は認めるが、時代も変化してきたので、
ニンダイ以外の新作を発表していく広告戦略ができないか」
を模索しているのもあるようです。
6月に行われた「ポケモン・プレゼンツ」前後編も
これが関連していた模様ですな。
たしかに、第1回のニンダイが放送されたのが
2011年の10月21日ですから、
ニンダイのリニューアルも何度か行われたものの、
真新しい感じは薄れていると言えます。
だからと言って発売2〜3ヶ月前に突然ホームページ上で
新作をぽろっと出すというのは、
ゲームキューブ後期〜DSとWii初期への逆戻りですから、
色々と難しいところです。
詳しくはこの質疑応答のURLを読んでみてください。
Q&A 10となります。
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/qa2006.pdf
さて脱線が長くなりまし。
「つかいかた」の冒頭で流れた参戦ムービーで明かされた
『ARMS』からのファイターはこれでした。
まず最初に流れ始めたのはラーメン屋の光景。
「『ARMS』でラーメン屋」という時点で、
原作を知る方は誰が参戦か理解したでしょう。
というか、「そのキャラ」の普段の姿と思しき娘さんが写っていますしね。
しかしラーメン屋にいたのは、
大食いカービィと共に、まさかのキャプテン・ファルコン。
まさかのファルコン・ランチ(後述)が公式化です(汗)。
どんぶりごと吸い込んで一口で平らげるカービィと、
美味そうにラーメンをすするファルコン。
それを見守る看板娘。
ラーメンを食べるファルコンとカービィ。 後ろの看板娘は『ARMS』でラーメンという事はもしや… |
そこでARMSファイターの試合が繰り広げられていました。
闘っており、スプリングマンが勝利。
と、そこに舞い落ちたのが「スマブラの招待状」
一方のARMSのスタジアム。 試合後に招待状が舞い降ります |
招待状は私のものとばかりに
招待状は
ニンジャラがそれを奪取。
壮絶な招待状の取り合いが始まります。
パンチが顔面直撃して顔芸を披露 |
招待状を狙うリボンガール |
それを奪取するニンジャラ |
ARMSファイター総出での招待状の取り合いに |
ファルコンが満足気にラーメン屋をすすり終えて、
スープも飲み干していたその時、
ラーメン屋の看板娘も招待状を巡る闘いを察知し、
超スピードで向かいます。
看板娘のアップ。 緑の毛(眉毛)という事はやはり… |
やたら熱い描写でラーメンをすするファルコン |
スープも飲み干します |
とその最中、招待状を感知した看板娘 |
客を置いて看板娘は向かいます |
最後に残ったのはツインテーラとキッドコブラ。
と、その中で招待状を手にしたのは会場に到着した看板娘。
看板娘はARMS能力者の能力制御マスクを装着、
闘いの姿に変わります。
最後に残ったのはキッドコブラとツインテーラ |
2人が争う中、看板娘が招待状の確保に成功 |
臨戦態勢に入る看板娘 |
お馴染みのARMS能力マスクを装着 |
という訳で、看板娘はミェンミェンでした |
あの看板娘はミェンミェンの普段の姿だったのです!
というわけで『ARMS』からの参戦ファイターは
ミェンミェンでした!
参戦するARMSファイターはミェンミェン。 意外なところから来ました |
ミェンミェンだというのは意外とも言えるものとなりました。
なぜミェンミェンになったのか、理由は後述します。
筆者のTwitterでのフォロワーさんの中にはミェンミェン大好きな方がおり、
その方はまさかの参戦で
「マジで来ると思ってなくてガチめに動揺してる」
とも語っていました。
ムービーの最後は再びラーメン屋こと、
ミェンミェンの実家である「麺天飯食堂」。
ファルコンが料理人姿となり、
ミェンミェンがラーメンに舌鼓を打つというものでした。
ムービーの最後はラーメンを食べるミェンミェンと、 2杯目を吸い込むカービィ |
ミェンミェンが食べる側の立場で、
後ろに料理人姿のファルコンがいることを見るに、
ファルコンがラーメンを作ったのでしょうか?
アニメ版F-ZERO(ファルコン伝説)に準拠ならば、
ファルコンことバート先生(バート・レミング。本名アンディ・サマー)は、
正体を隠して普段はカフェを開いており、
料理とコーヒーを入れるのが大得意ですので、
ラーメンもお手の物だと思いますが。
なお、バート先生の得意料理および大好物は「納豆かけカレー」です。
ちなみに、このムービーの題名は
「ラーメン大好き娘さん」
英語版は
"Ramen time!(訳:ラーメンの時間!)"
となっていました。
そのまんまですね。
今回の日記はこのミェインミェンの関連ですが、
いわゆる攻略的な事に関しては筆者マサムネは関心が無く、
そもそもそういうものは情報サイトや攻略サイトが、
キャラ戦術については
自称「ガチ(笑)」な奴らが各所でもう扱っているでしょうから、
(娯楽に人生ささげてどうする、加減しないと)
小ネタ的なものの紹介をしていこうかと思います。
ただ、ちょっと言いたい事としては
日記をアップした本日発売の『週刊ファミ通』掲載の桜井Dのコラムで
ミェンミェンについてを書いているのですが、
「『ARMS』らしさを『スマブラ』に落とし込む」
事に関して
現在までリリースしたDLC6体の新ファイターの中でも、
いや、全ファイターの中でも、
もっとも異質なファイターとなりました。
と述べており、相当に苦心したようです。
単なる高リーチキャラでは『ARMS』らしさがない為、
必殺ワザボタンを原作よろしく片方のウデの操作に当てる事としたようです。
原作を再現しつつ落とし込むという事の困難さが出た形ですな。
詳しくは本日発売の『週刊ファミ通』に掲載の桜井Dのコラム
「VOL.608 変えず、なぞらず、かけ算で」
をご覧ください。
まだ控えているあと5名のDLCファイターは
これを上回るものが来るか気になりますな。
同時にそうだと開発期間に影響を与えるわけですが。
「ミェンミェンのつかいかた」
および関連動画の日米での動画再生数
今回取り扱う「ミェンミェンのつかいかた」や、紹介した参戦ムービー、同時に配信となるMiiファイター第6弾の紹介ムービーの
公開から1週間ごとの日本と北米での
YouTubeにおける公式再生数は以下のようになります。
動画再生数の表記は、「日本 / 北米」となっています。
集計時間は最初の「つかいかた」が放送されたのと同じ23時です。
●6月29日(公開から1週間後)
・ミェンミェンのつかいかた
148万4498 / 189万0421
・ラーメン大好き娘さん(ミェンミェン参戦動画)
98万4205 / 23万8432
・Miiファイター コスチューム 第6弾 紹介映像
10万7595 / 25万2630
●7月6日(公開から2週間後)
・ミェンミェンのつかいかた
160万8831 / 198万5744
・ラーメン大好き娘さん(ミェンミェン参戦動画)
130万4972 / 30万1929
・Miiファイター コスチューム 第6弾 紹介映像
11万2910 / 26万1000
●7月13日(公開から3週間後)
・ミェンミェンのつかいかた
164万1267 / 201万8078
・ラーメン大好き娘さん(ミェンミェン参戦動画)
143万7293 / 34万2594
・Miiファイター コスチューム 第6弾 紹介映像
11万9393 / 26万8086
「つかいかた」と「Miiファイター」は北米が上回っているものの、
「参戦動画」は日本の方が圧倒的に多いです。
とはいえ、参戦動画が北米だと低いのはいつもの事で、
むしろ3週間で34万回再生されているのは相当多い方となります。
参考に『スマブラSP』で最初の参戦ムービーであるリドリーのものは
北米での再生数がこの日記を執筆時でようやく「27万6222回」であり、
北米で参戦ムービーの任天堂公式の再生数伸びが悪い事が分かるでしょう。
理由ですが、諸説あるようですが
YouTube本場である北米では転載が多いのではないか、
といった説などがるようです。
述べたように諸説あり、真相は不明ですが。
なぜミェンミェンだったのか
その理由は意外にも原作者の私的な事から
さて、多数存在する『ARMS』ファイターの中から、なぜミェンミェンが『スマブラSP』に選ばれたのか。
この理由は「つかいかた」で明確に語られていました。
理由はズバリ
『ARMS』の矢吹光佑(やぶきこうすけ)プロデューサーの希望
つまり原作サイドの割と私的な理由からだそうです。
ミェンミェンだった理由は原作Pからの希望。 なんと私的な理由からでした |
『ARMS』のキャラ人気が高いのは
女性ならミェンミェン、男性ならニンジャラだそうで、
(特に忍者人気の海外ではニンジャラは大変人気らしい)
桜井Dは「出すならミェンミェンかニンジャラだろうな」と
納得したため決定されたそうです。
一応、人気キャラというのも 参戦を許した理由だそうです |
私的な希望を混ぜた参戦をしていますし、
希望を優先させるということの理解は出来たのでしょう。
それを良しと見るか、悪しと見るかは人次第でしょうが。
ちなみに、桜井Dは「スプリングマンが主役じゃないのか?」と、
顔役である
矢吹Pは
「『ARMS』ファイターはみんなが主役」
と答えたそうで、それで認めたというのもあるようです。
ARMSファイターはみんなが主役。 同時に定まった主役がいるたゲームではないようです |
「スプリングマンで検索すると、『悪魔超人』ばかり出てくる」
と言っていましが、
これは『キン肉マン』に登場する悪魔超人の1人・スプリングマンのことです。
キン肉マンのスプリングマン |
(続編の『キン肉マン二世』は「アルティメット・マッスル」という
名義で翻訳版があるらしい)、
英語版「つかいかた」での字幕では
「Manga(漫画)」と表記されていました。
英語版では"Manga(漫画)"とテロップ |
ちなみに、筆者はスプリングマンと聞くと『キン肉マン』よりも
ゲーム『ロックマン7』のボスを連想しますね。
ロックバンド・ユニコーンの楽曲を連想する方もいそうです。
『ロックマン7』のスプリングマン |
今回の「つかいかた」は桜井Dの自宅から
自撮りで撮影・お送り
英語版では吹き替え音声無しで放送
今回の「○○のつかいかた」放送、2020年5月2日に収録したそうなのですが、
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に
よりいつも収録スタジオおよび収録機材の使用、
収録スタッフの業務ができなかったのだそうです。
で、どうやって撮影したのかというと、行われたのは
桜井政博ディレクターの自宅での自撮りでした。
動画の要約と編集は従来通りガスコイン・カンパニー(※)が
担当されたようです。
※ガスコイン・カンパニー
「〇〇のつかいかた」シリーズの撮影・編集を担当している
テレビ番組や映像の制作会社。
『ゲームセンターCX』や『よゐこの〇〇で〇〇生活』の
制作をしているのもこの会社。
収録は5月2日。 桜井Dの自宅で自撮りされました |
何をするのか理解したとのことですが、
実は以前から桜井Dは『ファミ通』連載の自身のコラムで、
テレワークの準備と共に
ゲーム実況の自撮りなどもできるように環境整備をしている
という旨を述べていました。
もしかすると、この放送の伏線だったのかもしれません。
真相は不明ですが。
桜井Dの部屋を見ると、多数のゲーム機があり、
ファミコンからセガハードの
「メガドライブ(カセットが刺さっていましたが、何のゲームかは不明)」に
ソニーハード元祖の「プレイステーション1」、
さらにはNECと今は亡きハドソン開発で
光ディスク対応ハードの元祖「PCエンジン」なんかも。
レトロゲーム機ばかりなのは桜井Dの趣味でしょうかね?
また、モニターも巨大なものが2台あり、
ゲームしながらテレビを視聴したり、
来客と同時プレイする際などに用いるとのこと。
やはりお金があると分かります。
さすが超1流ゲームデザイナー。
レトロゲーム機が並ぶ桜井Dの自宅 |
テレビモニターも大型のものが2つあります |
海外(この場合は北米)でも
"Mr. Sakurai Presents(ミスター・サクライ・プレゼンツ)"
という名義で放送され、
英語字幕とともに、普段の放送では英語吹き替えナレーションが入るのですが、
(ちなみに桜井Dのような低音声じゃなくて、かなり高音の英語声です)
「ミェンミェンのつかいかた」では海外でもウイルスによる自粛の影響で
アフレコできなかったのか、
ナレーション無しで英語字幕のみとなっていました。
海外版では普段は吹き替え音声が付くのですが、 今回は字幕のみで放送 |
海外ユーザーはどう思うのでしょうかね。
ファルコン・ランチがまさかの事実上公式に
狙ったのか、適任だったためか
さて、先にも述べたように、ミェンミェン参戦ムービーはある意味でミェンミェン以上のインパクトとして
「ファルコン・ランチ」を彷彿とさせるものとなっていました。
満足気にラーメンを平らげたキャプテンファルコン。 まさしくファルコン・ランチ |
Twitterにてキャプテンファルコンなりきりアカウントが行なっている、
「ファルコンパンチ」と掛けたダジャレとして
「ランチ(食事)」の写真をアップするというネタツイートです。
ニコニコ大百科によると、始まりは2015年4月12日のつけ麺で、
以後、結構な高い頻度でランチの写真投稿
(なぜかヤクルトも一緒に写っている事が多い)
を続けています。
継続は力なりというべきか、
Twitterを利用する任天堂ゲーマーの間では有名なものとなっています。
「キャプテンファルコンへの誤解を生んでいる」と
不満を持つゲーマーも原作『F-ZERO』ファンを中心に少なくありませんが。
(けどアニメ版のバート先生ならやりそうだな、こういうSNS遊び)
あくまでも2次創作だった「ファルコン・ランチ」でしたが、
ここに来て、まさかの事実上の公式化です(汗)。
当時のツイッターのトレンドには「ファルコンランチ」がしっかりと入り、
ファルコンアカウントの方もチェックしていたようで
翌日はラーメンのランチ写真(『天下一品』のラーメンだった模様)を
あげるという盛況(?)っぷりでした。
しかし、このラーメンを食べる役としてファルコンが選ばれたの、
単にファルコン・ランチのためだけでなく、
「ファルコンが適任だったから」というのもある気もします。
ラーメン屋にいる人間キャラとなると、
古典的なラーメン屋イメージだと似合いそうなのが
中年男性キャラでしょうが、
・マリオはラーメンのイメージと違いますし、
・ガノンが大衆ラーメン屋いるのもなんか違う、
・『スターフォックス』陣はラーメンより そうめんキャラ扱いされてる、
(スタフォというよりファルコがですが)
・スネークやシモンなら似合うかもしれませんが
他社ゲストだから権利関連が面倒…
といった具合なので、
キャプテンファルコンが一番良いとなったのではないでしょうかね?
真相は、桜井Dと、参戦ムービー監督の下澤洋平氏が知るところですが。
・ファルコンランチのTwitterでのアカウント
https://twitter.com/falcon_lunch
・ニコニコ大百科での解説
https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81
・ピクシブ百科事典での解説
https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81
なお、ファルコンランチのネタが公式で使われたと思しき例は
実はこれよりも前にあり、
「Nintendo 3DS Direct 2016.9.1」において
3DS内蔵ソフト『すれちがいMii広場』の『サクッと!勇者食堂』の
紹介映像で一瞬だけキャプテンファルコン姿のMiiがランチを食べています。
『サクッと!勇者食堂』の紹介映像で 一瞬だけファルコン姿のMiiが出ています |
ラーメンをすするシーンの為だけに
アフレコに呼ばれた堀川りょう氏
ミェンミェン参戦ムービーを見ている時点で個人的には「コレってまさか…」と思い、
「つかいかた」最後に桜井Dからも語られましたが、
ラーメンを食べるキャプテンファルコンの声ですが、
実は「この為だけに新録した音声」だそうです。
更にいうと、キャプテンファルコンのゲーム音声は
シリーズ第1作目のニンテンドー64版で収録以降、
ずっと新録しておらず、第1作目のものを流用しており、
この参戦ムービーにおいて
20年以上ぶりのキャプテンファルコンの声の新録
となったのだそうです。
ラーメンをすする声の為だけに 大御所声優の堀川りょう氏の新録を実施 |
実はファルコンの音声はずっと第1作目からの流用。 そのため20年以上ぶりの新録に |
ボツになったものの既に構想があったので収録録音をしており、
それを切りふだの掛け声として流用したため、
『スマブラX』でもファルコンは新録は無かったとのこと。
これは『スマブラX』発売当時の「社長が訊く」でも触れられています。
(参考URL:https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rsbj/vol5/index.html )
なお、後のゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2008年9月号によると、
ファルコンだけでなく、ネスの切りふだ音声(PKスターストーム)も
第1作目に収録していたものだそうです。
ちなみに、キャプテンファルコンの担当声優は
有名声優にて大御所の「堀川りょう」氏。
「つかいかた」で桜井Dが言っていたように
『ドラゴンボール』のベジータの役で知られる方で、
それ以外では『名探偵コナン』の服部平次の役、
『スマブラ』でシュルクの最後の切りふだでの出演もしている
『ゼノブレイド1』のダンバンさんの役などを担当されています。
ちなみに、堀川氏は声優を続けてはいるものの、
所属事務所の取締役、声優養成所の学長としての後進の指導、
俳優(テレビと舞台の双方)や音響監督
(『ゼノブレイド』のダンバンも音響監督と兼任)
と声優以外の仕事が中心となっており、
『ドラゴンボール』のゲームでベジータを演じる以外の
声優業は珍しくなっています。
そんな中、堀川氏を再び呼んで、
ラーメンをすする演技だけをさせるとは…
贅沢というか、ある意味での無駄遣いというか、なんというか(汗)。
なんだか堀川氏に失礼な気もします。
ちなみに、堀川氏はアフレコ現場で
「キャプテンファルコンの演技してください」と
頼まれて応じることがあったそうで、
ファルコンの事は今なお認知されてるようです。
なお、英語版でもこの説明の時の字幕は堀川氏は日本語版と同じく
「Vegeta in the Dragon Ball (ドラゴンボールのベジータ)」
とちゃんと紹介されていました。
スプリングマンの時とは対照的です。
『ドラゴンボール』は世界的に有名だから、これでも通じるのですな。
しかし、ベジータは英語だと「ヴェジータ」なんですね。
まぁ名前の由来(※)の「ベジダブル(野菜)」の綴りが
"vegetable"なので、当然ではあるのですが。
英語版「つかいかた」での解説字幕 |
『ドラゴンボール』の個所もそのまま訳されていました |
ベジータや主人公・孫悟空の種族「サイヤ人」のキャラクター名は
野菜関連から命名されている。
サイヤは野菜のアナグラムで、
ベジータはその王族だから野菜そのものを意味するベジタブル、
悟空の本名であるカカロットはキャロット(にんじん)といった具合。
これら以外では、ブロッコリー由来のブロリー、
キャベツ由来のキャベなどがある。
ミェンミェン? ミンミン? メンメン?
バラバラな表記とゲーム内のナレーション
ミェンミェンの名前に関して、ちょっとした小ネタを。「ミェンミェン」という日本語表記は
「麺麺(めんめん)」をもじったものですが、
原作『ARMS』の時点から英語表記は"Min Min"、
つまり「ミンミン」なんですよね。
英語圏で"Men Men"だと「男たち×2」となって意味不明なものになるので、
おそらくはその配慮なのでしょうが、
日本では違和感を感じずにはいられません。
まぁ、国によって文章的におかしい&マズい名前が
意図的に変更されるのはよくあることですがね(※)。
※おかしい&マズい名前が意図的に変更
日本で有名なものはベルギーの冒険漫画『タンタンの冒険』なんかがあり、
原語版では「タンタン」ではなく「チ○チン」でした。
…当然日本では卑猥な名前だから変更となったわけです。
ちなみに、ミェンミェンの繁体字中国語(台湾語)表記は
そのまんま「麺麺」なのですが、
(簡体字中国語だと「面面」の表記)
「麺」の漢字を拼音(ピンイン ※)表記すると"Mian"と全く異なります。
ちなみに、"Mian"はちゃんと「ミェン」と発音するそうです。
なので、ミェンミェンの語源に則った正しいアルファベット表記は
"Mian Mian"となるようです。
※拼音(ピンイン)
中国語の発音をアルファベット表記にしたもの。
1958年に中国自らが制定したもので、
当初は漢字に替わる新たな中国の文字を目指していたらしいが、
結局は簡体字漢字(省略漢字)が使われる事となったので、
発音表記と欧米向け表記として使われている。
ミェンミェンは英語版でも日本語版ローマ字と同じ "Min Min"の表記 ただし発音は「メンメン」 |
台湾語版ではこうなっていました |
台湾語公式ホームページだとこんな感じ |
日本版・海外版の両方で「メンメン」と呼ばれています。
ミェンミェンでもミンミンでもなく、メンメンです。
「ミェ」が発音しづらかったのでしょうか?
理由はどうであれ、違和感を感じずにはいられませんが(汗)。
海外版のナレーションが同じだと確認されたい方は、
オプションで原語設定を変えてみてください。
余談となりますが、『ARMS』のキャラの海外名を調べてみたところ、
ほとんどは日本語版と同じものでしたが、例外もあり、
DNAマンは「ヘリックス」という名称に変更されていて、
"Nelix"は「らせん状」という意味で、
遺伝子(DNA)の二重らせん構造を意識したネーミングと見られます。
もう一つの例外はコブッシーで、
海外版では「ビフ」という名前です。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの悪役と
同様の名称ですが、
"Biff"は英語で「ぶん殴る、強く殴る」という意味だそうです。
コブッシーの場合は殴り合いのゲームのキャラだからの意味合いで、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の場合は
ビフが粗暴なチンピラだからの命名なのでしょうね。
コブッシーの海外名は「ビフ(Biff)」 意味合いは「ブン殴る」です |
「ミェンミェンのつかいかた」とは別の備考
『ARMS』って結局売れたの?
「つかいかた」からは脱線しますが、『ARMS』関連で気になっている方も多い、
「『ARMS』って『スマブラ』に出るに相応しいくらい売れたの?」
についてを。
任天堂ホームページでの売り上げ実績の紹介ページにて
各ゲームハードにおける任天堂ゲームの世界売上トップ10を見れますが、
過去に『ARMS』がトップ10入りしていた頃の情報だと、
世界売上は確認できる最後の数値で「210万本」だとされています。
(この数値はダウンロード版も含みます)
Switch版だと世界売上が1000万本を超える『マリオ』や『ゼルダ』、
ハード売上の苦戦したWiiUでも大健闘した『スプラトゥーン1』の495万本
等と比べると低く感じるでしょう。
しかし、もっと範囲を拡大して売り上げを比較すると、
『ピクミン』シリーズでは最も売れたとされる
『ピクミン1』の世界売上は160万本ほどだとされており、
『スマブラ』のゲストだと『ロックマン』シリーズで
最多売上の『ロックマン2』の世界売上が151万本だと
カプコンのホームページに掲載されています。
カプコンのホームページでの売上紹介 実はロックマンで売上最多の『2』で ようやく世界売上151万本だそうです |
任天堂的やゲーマーには
「『スプラトゥーン1』などに対してに対して思いのほか売れなかった」
だったとしても、
「200万本を超えている」というのは
ゲームタイトルとしては確実に売れたと言える方に部類されます。
今後『ARMS』がシリーズ化するかどうかは不透明ですが、
「Switchでの独自タイトルで売れた作品」
としてはゲーム史に刻めたと言えるのではないでしょうか。
遂に始まったファイターパスVOL.2
あと5名は誰が来るのか
遂に始まったファイターパスVOL.2のファイター配信。『スマブラSP』発売当時時には予定されていなかった展開にも拘らず、
合計6名という第1弾を超える規模が決定され沸かせましたが、
遂に始まったのだと実感させますね。
ただ、追加で決めた為か、第1弾(VOL.1)よりもスローペースに
「ファイター11弾を2021年末までに配信」とされており、
このCOVID-19の流行による開発現場への支障を見ると
本当に2021年末まで時間が必要そう
(下手すると2021年末まででも足りないかもしれない)
なので、気長に待つ必要がありそうですね。
あと5名分(内訳は既に決定しているとの事)も枠がありますが、
はっきり言うとそれなりの参戦ニーズがあるキャラクター達を上げると
ゲスト枠を端折って任天堂に絞っても5名では全く足りず、
かなり厳選したキャラ選考を行っている事を願うばかりです。
個人的には『ポケモン ソード・シールド』から来そうと見ていますが、
アニメ版でサトシの手持ちに御三家がいない事から、どうなるか。
さて、今回の日記は以上です。
ではでは、長文失礼致しました~
次回の日記の内容は不透明な状態です。
色々と忙しかったり、出す機会を狙ってるネタがあったりしますので。
『ペーパーマリオ オリガミキング』気になるけど、時間がなぁ~(汗)。
遂に始まったファイターパスVOL.2 VOL.1を超える規模で展開となった今度は いったい誰が来るのか |
●日本語版
・【スマブラSP】"ARMSファイター"のつかいかた
https://www.youtube.com/watch?v=Rcw_XujvHmU
・【スマブラSP】ミェンミェンのつかいかた
https://www.youtube.com/watch?v=I6fsqpph3Ck&t=1461s
・【スマブラSP】ラーメン大好き娘さん
https://www.youtube.com/watch?v=bAhQ-SA_87Y&t=11s
・【スマブラSP】追加Miiファイターコスチューム 第6弾 紹介映像
https://www.youtube.com/watch?v=x5c1YZCD03c&list=RDCMUCkH3CcMfqww9RsZvPRPkAJA&index=2
●英語版
・Super Smash Bros. Ultimate – Mr. Sakurai Presents a Fighter from ARMS
(英語版"ARMSファイター"のつかいかた)
https://www.youtube.com/watch?v=KIMl7Ej8sTM&feature=youtu.be
・Super Smash Bros. Ultimate – Mr. Sakurai Presents "Min Min"
(英語版ミェミェンのつかいかた)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=M_NNyXaBW-I&feature=emb_logo
・Super Smash Bros. Ultimate – Ramen time!
(英語版ラーメン大好き娘さん)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=dKR_w6C5A5k&feature=emb_logo
・Super Smash Bros. Ultimate - Mii Fighter Costumes #6 - Nintendo Switch
(英語版追加Miiファイターコスチューム 第6弾 紹介映像)
https://www.youtube.com/watch?v=7XvGEPiXPUU&feature=emb_logo